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カフェトーク◆休日の暴走と農村の解体 〜伊藤若冲「果蔬涅槃図」をよむ.

休日の暴走と農村の解体 〜伊藤若冲「果蔬涅槃図」をよむ.
休日の暴走と農村の解体 〜伊藤若冲「果蔬涅槃図」をよむ.
「森と畑と牛と」編集人・面代真樹が、江戸時代半ばから明治に至る農村の流転について、一幅の絵を緒としてお話します。
それは伊藤若冲の「果蔬涅槃図」をよみとくこと。他に類をみない特異な作品でありながら、署名や年記がなく、あるのは若冲の印章のみ。安永9年(1780年)前後の作だとはいわれるものの、年代・意図ともに不明なまま。美術史の観点のみならず、民俗、宗教、芸能、政治……、描かれたその時代全体の理解を通してはじめて浮かびあがってくるものとして、私たちの前にあります。

そのよみときは、まさにセンス・オブ・ワンダー。
じつはこの時代から農村では休日が急激に増えていきます。え?農村に休日があったの? そう、確かにありました。しかも農村の自治にとって大変重要なこととして。そして休日の急増は農村が解体していく流れの中で起こった事象です。何が起こっていたのでしょう。
飢饉が頻発、藩も幕府も財政危機。改革の手は次々と打たれますが、政治腐敗もきわまっていきます。腐敗は役人・大商人といった権力者のことではなく、長屋のはっつぁんから小作人の十兵衛まで、誰もが大なり小なりごまかしをしながら生きるしかなかった。そんななか、真面目で正直な人間は次々と死んでいくという、そんな時代です。また、ロシアからの通商要求を皮切りに、黒船来航に至る外からの圧力と諸科学の流入が勢いを増し、学問・文化・政治・経済、すべてが変貌していく。
これらすべてを背景として「果蔬涅槃図」は存在します。
若冲が描いた一幅の図。何を今の私たちに物語るのでしょう。
乞うご期待。

◆日 時:2019年4月19日(金)
開 場…18:30〜
トーク…19:00〜20:30(20:30〜22:00 食事とカフェの時間。21時以降の退場はご自由に)
◆場 所:カフェオリゼ(島根県 雲南市木次町里方331-1)
◆参加費:2,500円(スリランカカリー、ドリンクセット含)
◆定 員:12名
◆申 込:「本とスパイス」参加希望として、ウェブサイト(URL)より、お名前とご連絡先をお知らせください。返信のメールをもって受付終了とさせていただきます。

◆取り上げる主な図書等
・古川貞雄『村の遊び日―自治の源流を探る』(平凡社)
・伊藤信博―「果蔬涅槃図」と描かれた野菜・果物について(名古屋大学大学院国際言語文化研究科紀要論文)
・青葉高『野菜―在来品種の系譜』(法政大学出版局)
・木村茂光編『日本農業史』(吉川弘文館)
・坪内洋文『イモと日本人』(未来社)など
イベント/講座 イベント
開催日 2019/04/19
募集期間 募集期間設定無し
URL http://ksnoki.org/hibi/honto201904/
添付資料
フォト

  • 【発信者】 奥出雲山村塾
  • 【種別】ボランティア団体
  • 【地区】 雲南市
  • 【分野】 文学・哲学・教育学・心理学・社会学・史学 文化・芸術の振興 教育・学習支援 農学 複合領域分野、その他
  • 【発信日】2019/04/09